AISASという言葉からプロセスを考えていく。
AIDOMA アイドマの法則という言葉があります。
説明すると、
Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字を取ったもので、消費者が購買行動を起こすまでの心理変容プロセスを5段階にわけてモデル化したもの。
消費者の段階に見合ったマーケティング戦略を立てるときに使用されます。
アイドマの法則と言う言葉を私が知らなかった時は『営業から落とし込みまで』と言う言葉を使っていましたが、
わかりやすく当時の上司は アイドマの法則を恋愛に例え面白く説明してくれた。
”上司”
『女を口説く時にお前ならどうするのか?
いきなり話しかけ いきなり体を触るのか?』
男だらけの職場で ポツンと話を聞いている私を忘れて話す上司がいた。
『いきなり触れば 嫌われるから、まずは
良いムードを出して、お互いの興味を引く話をする。相手が求めてきたら、おもいきりベットイン!笑』
会議室では男性社員達が大爆笑をする。
恐らくこの話をネタとして
いろんな人に話しているのだろう。
そう思えた。
【アイドマの法則】営業マンからすると
とても重要な法則に思える。
また恋愛にも例えられるほど奥が深いものである。
さて、【アイサツの法則】という新しいプロセスについて 話したいと思う。
AISASは、電通が提唱するネット時代の消費者購買プロセスモデルです。
宣伝会議2005.5.1号 P.57-58 に載って、広まりました。
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(行動)→ Share(意見共有) という風なプロセスになるといいます。
これは search 検索という 項目が増えました。
消費者がネットや口コミなどで情報を探すという 文化が浸透しているようです。
それについてよく考えてみれば、
ビジネス用語で言えば
アイミツ(相見積もり)をかけられるのが当たり前の世の中になったという事であり
信用だけで商売する人達にとっては 売るのが厳しい世の中になったということになります。
更に消費者は
経験した話を 意見共有という
アンケートで評価したり
ネットで言えば感想をレビューする行為をする傾向になっている。
ここまでが 【当たり前】になると
常識 非常識がネット上でポジティブコメントやネガティヴコメントで評価されることになる。
最悪を考えれば
ネット炎上や ネガティヴコメントで
簡単に売上が下がる時代になるという事だと思う。
このアイドマの法則からアイサツの法則になり
最近ではアイシーズの法則という
検索→比較→検証 も含まれるようになったという。
要するに お試ししてから 良いものを探し出すというものです。
私はアイシーズのその先に
評価統計が重要な鍵ではないかと思う。
世の中にありふれたサービスに対して
整理整頓することが重要だと思う。沢山ありすぎて忘れてしまいそうになるからだ。
レポーティングと評価を合わせた統計をだす行為が消費者の購買スピードを上げる鍵ではないかと感じている。